社労士試験は難易度が高く、独学での合格は難しいという声がほとんどです。
別の記事でも社労士試験の勉強が独学に向いていない3つの理由を紹介しましたが、
それでもお金をかけず勉強したい!
メインで使っている教材とは別に、問題演習の教材が欲しい!
基礎はできているから過去問が見られるサイトが知りたい
という方向けに無料で利用できる社労士過去問ランドというサイトがあります。
ここでは社労士過去問ランドの内容や使い方、評判について解説していきます。
社労士過去問ランドとは?
社労士過去問ランドとは、社労士試験で出題された過去問題を提供してるアプリです。
過去10年以上の問題が解説付きで掲載されており、択一式の問題はもちろん選択式の勉強もすることができます。
利用するには会員登録が必要なのですが、この会員登録は無料となっており、別途費用がかかることは一切ありません。
その他過去問を使って勉強する「学習機能」とは別に、会員同士でやり取りができるメッセージ機能や、交流掲示板などの「交流機能」があります。
勉強しながら同じ目標を持つ仲間もできるんですね!
この交流機能は独学で勉強する人には心強いですね!
こんな方におススメ
- メインの教材とは別に、スキマ時間に過去問の演習をしたいと考えている方
- テキストを持ち歩くのが大変なため、外出先でもスマホ一つで勉強したい方
- 基礎が固まっている、過去に受験経験のある方
- どうしてもお金をかけず資格を取りたい方
社労士過去問ランドでできること
学習機能
一問一答
過去問を一問一答形式で解く、1番利用するモードです。
下記図のように科目別に問題が表示され、〇か×で解答します。
安全衛生や寄宿舎に関する条件も含まれるんじゃないかしら?
では実際に×を押し解答すると、
このように正誤の表記はもちろんのこと、正解率や解説、根拠となる条文まで確認することができます!
出題順を本試験で出題された順番に並べたり、ランダムに変更することもできますよ。
検索出題
自分が勉強したい分野(「有給」や「傷病手当金」など)を検索し、勉強したい部分に的を絞り、勉強することができます。
繰り返し勉強したい部分や、苦手科目の克服に効果的ですね!
弱点出題
過去に自分が間違えた問題が自動的に抽出されるモードです。
わざわざ自分でチェックをしなくても、再度間違えた問題に取り組むことができます。
実践テスト
10科目別にランダムに10肢出題され、満点の回数や平均点が記録として残ります。
既に一度解答した問題については、次の実践テストから出題されないよう設定をすることも可能です。
選択式問題
長文の中に5つの空白があり、20個ある選択肢から正しい語句を選ぶ問題です。
こちらも出題された年や、科目別に選ぶことが可能です。
交流機能
掲示板
会員間で利用できる、交流掲示板です。
問題についての質問や相談、模試の結果など様々な話題が挙がっています。
質問への解答なども会員間で頻繁に行われていますね。
メッセージ
会員同士で個々のやり取りができます。
使い勝手はツイッターのDMと似てますね。
その他自己紹介や成績が表示されるプロフィール機能もありますよ。
その他の機能
学習履歴
これまでの学習履歴が集計され、カレンダー形式で何の科目をどのくらい勉強したかが表示されます。
月別に分けて見ることもできますよ。
ブログ
社労士過去問ランド内でブログを書くことができます。
日々の学習内容を記載したり、メモとしても利用可能です。
評判や口コミ
実際に社労士過去問ランドを利用している方からの評判や、口コミについても見てみましょう。
社労士過去問ランドというサイトがあり、過去15年分ぐらいの本試験の問題が掲載されています。
・法改正された部分は、しっかり問題が修正されている
・完全に無料で使える
・各問題の解説も載っている
・得点状況も自動保存なんで無料なのか不思議すぎるサイトですw
— SK社会保険労務士・行政書士事務所 (@SK22401261) September 22, 2019
これまでもたまに言ってるけど、社労士過去問ランドもお勧めです。https://t.co/OQQ7wToM65
解説が親切だし、根拠条文をすぐ確認できる。
個人的に一番便利だと思っているのが検索出題で、例えば「寡婦」と入れて寡婦年金や中高年寡婦加算、経過的寡婦加算についてまとめて重点的に解いてみたり、— kiki (@kiki_cafe) October 11, 2018
評判や口コミで多かった意見をまとめると、
このような意見が多かったです。
私が見た感じでは、メイン教材のサブとして利用している人がほとんどでした。
メリット
- 一問一答形式なので、スキマ時間を有効活用できる
- 解説付きのため、別で参考資料を用意する必要がない
- 何より完全無料!
問題が一問一答形式で出題されるため、通勤時間や5~10分のスキマ時間を利用し、無駄なく勉強することができます。
社労士過去問ランドは自動セーブ機能がついているので、時間が経っても以前学習した続きから再開することもできます。
加えて問題一つ一つに丁寧な解説が付いているため、社労士過去問ランドとは別に参考用のテキストを用意したり、わざわざ自分で調べたりする必要はありません。
個人的には他の受験生と交流ができる、掲示板やメッセージなどの「交流機能」に魅力を感じました。
デメリット
- 一問一答形式であるが故に、本試験で出題される5肢択一の形式に慣れることができない
- 過去問を解くアウトプット学習のみのため、情報量としては不安が残る
- 過去に頻出されている問題とそうでない問題との区別ができない
社労士過去問ランドで出題される問題は全て一問一答形式で出題されるため、本試験で実際に出題される5肢択一形式での学習はできません。
収録されている内容も過去問のみに限られ、アウトプットのみの学習に偏りがちになります。
また過去頻出されている問題とそうでない問題の区別ができないため、
何回も繰り返し取り組んだ問題がここ数年ほとんど出題されていない…
なんてこともあるかもしれませんね。
ただしこれらのデメリットは「社労士過去問ランドのみ」で学習を進めようとした場合なので、メイン教材のサブとしては、無料でこれほど使えるツールはありません。
社労士過去問ランドを使った勉強方法
1番のおススメの使い方は、
この方法がベストです。
先ほどのデメリットでもお伝えしたとおり、社労士過去問ランド単体での勉強では試験に合格するのは難しいでしょう。
しかしお持ちのインプット用の参考書や、資格学校の教材と併用することにより、社労士過去問ランドを復習用、記憶定着用のツールとして最大限に活用することができます。
使い方としては、
自宅や資格学校でメイン教材での知識のインプットをする
↓
テキストの持ち運びが難しい外出先において、通勤時間などに社労士過去問ランドを使いインプットした知識のアウトプットを行う
↓
誤った箇所、理解できなかった部分を再度メイン教材で確認
この繰り返しを行うことにより、独学ではどうしても不足してしまうアウトプットの量を補うことができ、インプットした知識の記憶を定着させることができるのです。
社労士試験は出題範囲が広く、どれだけ覚えても2~3か月後にはまた忘れてしまいます。
1番多いのは、社会保険の科目を勉強する春頃の時期になると、最初に勉強していた労働基準法や労働保険の内容を忘れてしまうということです。
過去に学習した内容を忘れないためにも、過去問は最低3週は取り組むようにしましょう。
まとめ
- 社労士過去問ランドは無料で使える最強のツール
- スキマ時間を有効に活用した学習法が効果的
- 知識のインプットは別の教材で補う必要あり
気になった方はぜひ登録してみてくださいね。
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