【社労士に特化】IDE社労士塾の評判やメリット、デメリット等比較してみました

社労士講座比較

適切、的確な学習指導と分かりやすい解説講義で有名なIDE社労士塾。

今回はそんなIDE社労士塾を深堀し、魅力やデメリットについてお伝えしていきます。

IDE社労士塾について

IDE社労士塾は、名前の通り社労士講座に特化した資格学校です。

塾長である井出先生は、社労士予備校の講師ランキングで1位になったこともあるほど、非常に評判の高い先生です。

「IDE」の名前にはIntegrated Data Educationの頭文字で集約化された情報を基にした教育という意味が込められており、出題傾向を分析した問題や、勉強方法などの学習の進め方にも定評があります。

口コミ

IDE社労士塾を利用した方の口コミも見てみましょう。

口コミの中には、

分かりやすい解説講義で記憶に残りやすい
イデアクラブという交流会があり、合格後も受講生同士の交流ができる
学習量が多く、ついていくのが大変
模試が難しく、直前に自信を無くしてしまう

という意見も多くありました。

メリット

  • 聞きやすく分かりやすい、実力派講師による質の高い講義
  • 合格後のキャリアを見据えたカリキュラム
  • 合格後も受講生同士で交流できる、イデアクラブ

聞きやすく分かりやすい、実力派講師による質の高い講義

一番のメリットは、代表である井出先生の分かりやすく、聞きやすい講義です。

講師の中には話し方に特徴があったり、「えー…」とか「あー…」などの余計な前置きを頻発し内容が全然頭に入ってこないような人もいるのですが、井出先生の場合はそのようなクセは全くなく、淀みのない講義で思わず聞き惚れてしまいます。

また要点だけではなくその法律ができた背景や、その要点に関連するような内容まで説明してくれるので、法律を根本から理解でき、忘れにくく、より記憶に残すことができます。

一度サンプル講義を聞いていただければ井出先生の魅力が伝わると思います!

合格後のキャリアを見据えたカリキュラム

IDEの特徴は受講生を試験に合格させることはもちろんのこと、合格後のキャリアを考え、実務でも通用するスキルを学習することに重点を置いています。

井出先生が法律の趣旨だけではなくその背景から説明してくれるのも、合格の先を見据えて授業をしているからです。

社労士の資格を取りたいと考えている方は将来社労士として独立したいと考えていたり、労務の仕事に就きたいと思い勉強をしている方が多いです。

講義の中では実務にまつわる話もしてくれるため、合格後資格を活かして働きたい方にとっては井出先生の講義は非常にためになります。

合格後も受講生同士で交流できる、イデアクラブ

IDE社労士塾のOB会でもある「イデアクラブ」。

ここでは試験に合格した後、受講生同士の親睦を図るため、情報交換や研修会等を行っております。

社労士試験に合格後はすぐに開業し独立することも可能ですが、事務手続きや労務に関する相談、コンサルティング業務まで受験勉強では習っていない実戦力を養う必要があります。

また顧客開拓にしても初めのうちは社労士同士の横のつながりというのも非常に重要になっており、知り合いの社労士からの紹介で顧客獲得に繋がることも少なくありません。

イデアクラブでは「過去にIDE社労士塾で学習していた方限定」でこのような交流会を設けているため、他の資格学校より優遇されていると言えます。

このイデアクラブは通信で受講していた方でも入会することができますよ!

受講コース内容・受講料

IDE社労士塾公式ホームページ(http://www.ide-sr.com/pamphlets/2020/pamph1/html5.html#page=9)

IDE社労士塾では受講生の実力に合わせて、非常に多くのコースが用意されています。

ここでは全部のコースを説明できないため、おススメのコースをいくつかピックアップしご紹介します。

通学総合コースA(中級者向け)

IDE社労士塾公式ホームページ(http://www.ide-sr.com/pamphlets/2020/pamph1/html5.html#page=13)

まずは通学の中で一番ベーシックのAコースです。

インプット主体の講義である「本科ゼミ」と、アウトプット講義である「答案練習ゼミ」に加え、法改正、一般常識、年金特訓、直前総まとめなど合格するために必要なカリキュラが全て含まれています。

この本科ゼミは1コマ5時間30分の講義が23回実施されるかなりボリュームのある内容となっており、講師は全て代表である井出先生が担当します。

また法律の組み立てから仕組み、なぜそのような取り扱いをするのかなどただ暗記するのではなく、理解することを目的とした講義となっています。

受講料は割引価格含め241,000円と若干割高です。

通学総合コースD(初学者向け)

IDE社労士塾公式ホームページ(http://www.ide-sr.com/pamphlets/2020/pamph1/html5.html#page=13)

次は通学の初学者向けである総合コースDです。

「本科ゼミ」の代わりに社労士試験の概要や、全体像を理解するための「社労士入門ゼミ」、基礎を一つ一つ丁寧に学習していく「基礎マスターゼミ」が用意されています。

この基礎マスターゼミで使用するテキストは10科目別に分かれており、1冊あたり160~250ページとなっており、他の資格学校と比較しても適切なボリューム内容と言えます。

また過去問題集4冊と10科目分の添削問題もあり、アウトプットの量としても十分でしょう。

初学者だけでなく改めて基礎からしっかり学習したい方にもおススメのコースと言えますね!

受講料は割引込みで162,000円となっています。

通学の講座の中ではかなり安い部類に入るのではないでしょうか?

web通信総合コースP(中級者向け)

IDE社労士塾公式ホームページ(http://www.ide-sr.com/pamphlets/2020/pamph1/html5.html#page=11)

次は通信講座であるweb通信総合コースPです。

年金特訓ゼミや直前総まとめゼミはないものの、模試も含め基本的な内容は網羅されています。

インプット講義も非常にボリュームがあり、全10科目で130時間を超えるほど!

通学と違い自宅にいながらパソコンやスマホで講義を受けることができ、かつ講義中の板書の内容も予めデータで用意されているので、板書を写す手間も省け、講義のみに集中して聞くことができます。

受講料は割引込みでも189,000円と通信講座の中でもなかなか強気な料金設定ですね。

通信総合コースP(初学者向け)

最後に通信総合コースPです。

web通信総合コースPとの違いは、中級者向けか、初学者向けかの違いのみです。

通信で受講できる講座は基本的に教室で収録した内容ではなく、専用スタジオで撮影した通信講座限定の講義となっています。

なので余計な雑音や動画の質を心配する必要はありません。

受講料は割引込みで143,000円と若干高めになっています。

デメリット

  • ボリュームの多い教材、講義時間
  • モノクロの単調なテキスト
  • 通学での受講は東京のみ

ボリュームの多い教材、講義時間

IDE社労士塾公式ホームページ(http://www.ide-sr.com/pamphlets/2020/pamph1/html5.html#page=21)

IDE社労士塾の特徴でもありデメリットとしてただ暗記をするだけではなく、理解すること中心の学習内容になっているため、必然と教材のボリュームや講義の時間が長くなっています。

上記の写真は「通信本科ゼミ」の講義時間を一覧にしていますが、約130時間近い講義内容となっています。

一般的な社労士の勉強時間は800~1,000時間と言われていますが、その多くを講義でのインプットに費やすこととなります。

IDE社労士塾のカリキュラムを全て学習しようとすると、とても1,000時間では終わらないでしょう。

時間に余裕のある人にとっては魅力的ですが、働きながら勉強をする社会人の方にとってはIDE社労士塾で十分な学習時間を確保するのが難しいように感じます。

モノクロの単調なテキスト

IDE社労士塾公式ホームページ(http://www.ide-sr.com/pamphlets/2019/text/2019text/html5.html#page=15)

IDE社労士塾のテキストは基本モノクロで構成されています。

またイラストや図表も多いとは言えないため、どうしてもテキストに「勉強感」が出てしまいます。

勉強感が出てくると学習へのモチベーションが下がり、効率が悪くなるのはもちろん挫折してしまう可能性も出てきます。

筆者も以前モノクロのテキストで独学での勉強をしていたことがありますが、1ヶ月ももたず挫折してしまった経験があります。

フォーサイトアガルートアカデミーではフルカラーのテキストが採用され、イラストや図表も多く非常に見やすい構成になっているため、初学者で勉強が長続きするか心配な方は、そちらを選んだほうが得策かもしれません。

そういった意味でもIDE社労士塾は、ある程度勉強慣れしている中級者向けの資格学校と言えるでしょう。

通学での受講は東京のみ

通信を選択する場合にはあまり関係はありませんが、通学の場合は受講できるのが東京本校しかありません。

関西や東北など関東圏以外に住んでいる方は必然と通学の選択肢がなくなってしまうので、注意が必要です。

まとめ

  • 社労士受験生の間でも評価の高い、井出先生による理解することに重点をおいた講義が特徴
  • 合格後のキャリアを考えたカリキュラムや、受講生同士の交流ができる「イデアクラブ」が魅力的
  • ボリュームが多く、モノクロのテキストで構成されているため、社会人や初学者には不向き?

総合評価

最後にIDE社労士塾の総合評価です。

教材内容

受講費用

総合評価

教材と講義の内容は非常に魅力的ではあるものの、費用が高めなのと全体的に中級者向けということもあり、総合評価は★3とさせていただきました。

ただ井出先生の講義は非常に魅力なので、ぜひ一度体験していただき、他の資格学校と比較してみてください。

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