ついに社労士試験の合格者の発表がありましたね!
合格した方は本当におめでとうございます!!
一発で合格した方、何年もかかってやっと合格した方様々だとは思いますが、まずは余韻に浸ってゆっくり休んでください。笑
ただ忘れてはいけないのはここからがスタートラインということです。
そもそも社労士を目指した理由を思い出してみてください。
今の会社に不満があるから資格を取って転職したい、資格手当をもらって年収を上げたい、手に職をつけたい、将来は社労士として独立したいなど色々あるでしょう。
ただ試験に合格しても合格者の約半数は実務経験がないので、実務経験を積むために勤務型の社労士か社労士事務所へ転職を探している方も多いのではないかと思います。
そこで今回は実務経験がない方向けのおススメ求人サイトやエージェントサービスを5つほどご紹介させていただきますので、参考にしてみてください。
転職サイトとエージェントサービスの違い
まずは転職をするうえで
転職サイトとエージェントサービスって具体的に何が違うの?
と感じる方もいらっしゃると思いますので、簡単に求人サイトとエージェントサービスの違いについて説明します。
求人サイトはこれまでにも利用している人も多いと思いますが、自分で求人を探し、気になる企業に自分で応募する自己完結型の応募方法です。リクナビNEXTやインディードなどが有名ですね。
自分のスケジュールに合わせてのんびりと進められるので、色々な企業を見てみたい方や、すぐに転職は考えていないけどいい求人があれば応募したい方にはおススメです。
一方エージェントサービスは過去に何度も転職を成功させているプロのエージェントが担当に付き、履歴書の作成や面接の対策、日程の調整など1から一緒に進めてくれるサービスです。
こちらはdodaやマイナビなどが有名で、履歴書の書き方がイマイチ分からない方や、様々な場面でサポートをしてほしい方におススメです。
因みにこのエージェントサービスは無料ですよ!
双方のメリット、デメリットをまとめると、
メリット | デメリット | |
転職サイト | ・求人の数が多い ・自分のペースで進められる | ・書類選考が通りづらい ・求人の数が多く自分にあった企業を見つけにくい ・転職のアドバイスがもらえない |
エージェント | ・履歴書の添削や面接の対策などサポートが充実 ・エージェントが日程の調整をしてくれる ・非公開の求人を持っている | ・エージェントによって取り扱いのある求人が異なる ・エージェントが必ずしも自分に合っている人になるとは限らない ・連絡のやり取りが面倒 |
このようにどちらにもメリット、デメリットがあるので、一番はどちらも使ってみてしっくり来る方を利用するのがいいと思います。
エージェントサービスを使って履歴書の添削をしてもらい、その後転職サイトで自分で応募するという使い方もアリですよ!
社労士の主な転職先について
次に主な転職先について考えてみましょう。
企業の人事や総務部
転職先として一番最初に浮かぶのが、この企業の人事や総務部ではないでしょうか?
社内の給与計算を行ったり社員の入退社の手続き、就業規則などの整備に加え、総務部と兼任する場合には備品の管理や社内行事の企画なども携わることになります。
年収は400~500万円が一番多く、実務経験がなくても即戦力として求められるケースが多い印象です。
社労士事務所
次に社労士事務所です。
取引先である企業の顧問社労士として、労務の相談や手続き、助成金の申請など労務に関する実務を1から学べます。
ただ最初から担当を持つケースは少なく、3か月~半年の間は手続き関係が中心になると思うので、段階を踏んでステップアップをすることができます。
また正社員だけでなくパートの募集も多いので、転職の機会は比較的多いのではないかなと思います。
未経験の場合だと300万~400万円が多いです。
弁護士事務所や税理士事務所
社労士は他の士業との相性が良く、弁護士事務所や税理士事務所などが社労士業務を行っているところも増えてきています。
また社労士事務所よりも儲かっているところも多く、年収が400~500万円と金銭面での手当は厚いです。
ただ1から教育していくというスタンスではないので、事務所選びには注意が必要です。
アウトソーシング会社
給与計算や手続き関係を中心に業務委託を受けている会社です。
仕事内容は社労士事務所に近い部分もあるのですが、給与計算なら給与計算だけ、入退社の手続きならその手続きだけと仕事の幅が非常に狭いのがデメリットです。
給与水準は350~400万円と悪くはないものの、個人的にはあまりおススメできません。
給与計算の委託を受けている会社であれば25日や月末など給与支払日が集中していることが多く、会社によって毎月月末は早く帰れないことも!?
コンサルティング会社
社労士で言うところの3号業務(コンサルティング業)のみを扱う会社です。
労務関係の手続き業務は電子申請の普及や簡素化などで今後も縮小していくと言われていますが、コンサルティング業は人がいれば必ず需要は発生するため、以前から注目が集まっています。
労務関係のコンサルティング業を専門で行っている会社もあれば、会社経営に携わるコンサルティングしていたりと会社によって内容はまちまちです。
年収も400~1,000万円以上と年収アップも見込めます。
資格学校の講師
こちらは純粋に社労士の講師になりたいという方もいれば、独立開業をしながら収入の確保のために臨時職員として勤務するといったケースもあり、様々な働き方があるのが特徴です。
社労士の資格を持っていないと採用してくれない会社がほとんどなので、これぞ社労士の資格を活かした仕事と言っていいでしょう。
社労士におススメの求人サイト、エージェントサービス5選
それでは本題の社労士におススメの求人サイト、エージェントサービスのご紹介です。
リクナビNEXT
転職サイトの業界最大手であるリクナビNEXTです。
リクナビNEXTの一番の魅力は何と言っても求人数が圧倒的に多いということと、掲載されている求人のうち約80%がリクナビNEXTの独占案件というところです!
やたら頻繁にメールが送られてくるといったデメリットもありますが、登録しておいて間違いはないでしょう。
メリット | デメリット |
・最大規模の求人数 ・独占案件が80%以上 | ・ライバルも多い ・メールフォルダに物凄い量の通知が来る |
ヒビコレ
次はヒビコレです。
ヒビコレって初めて聞くんだけど何?
と思う方向けに説明すると、扱う職種を人事や労務だけに厳選した求人サイトです。
求人を人事や労務に絞っているということもありますが、他の求人サイトや転職エージェントと比較すると社労士事務所の求人が圧倒的に多いです。
求人サイトでは企業側に毎週、毎月掲載料が発生したり、転職エージェントサービスの場合だと1人の採用につき120~150万円くらいの採用コストがかかるのですが、ヒビコレの場合は成果報酬型の求人サイトなので、利用しやすいというのが理由の一つかもしれませんね。
使い勝手は他のサービスより劣りますが、社労士事務所の実務未経験可の求人も多く、小さい規模の事務所から設立20年以上の大手社労士法人まで自分に合う求人が見つかると思います。
社労士事務所によってコンサルティングだけを行う事務所や業界を絞った事務所など様々ありますので、求人を見るだけでも面白いですよ!
社労士専用の求人サイト「ヒビコレ」。
当社もたまに使っていますが、ここは求人掲載件数が多いので、社労士事務所への就職を検討している方は要チェックですよ。https://t.co/HCqLD9KtuV#社労士 #中の人から見た社労士
— 大津章敬🐻社会保険労務士@名南経営 (@akinoriotsu) June 11, 2020
職探しでヒビコレも見ますが、
社労士有資格者実務経験者向けで、週一勤務のパートタイマー求人を発見。ほぉ〜、開業するとこういう働き方もできるのかぁ〜と、勝手に妄想しております。しかしまずは就職と社労士合格death!!— よしムーチョ@2021社労士絶対合格 (@Sjyshi) September 12, 2020
メリット | デメリット |
・社労士事務所の求人が多い ・実務経験未経験の求人多数 | ・大手サイトと比べ使い勝手が悪い |
株式会社MS─Japan
次にMS-Japanです。
あまり知名度はありませんが2017年には東証一部に上場しており、管理部門や士業に特化したエージェントサービスを売りにしています。
担当をしてくれるエージェントも弁護士や会計士などを相手にするということもあり、専門性が高く業界に精通しているエージェントが多いです。
そんな専門性の高いエージェントが履歴書の添削や面接の対策をしてくれるので、転職が成功しやすいのも頷けます。
ヒビコレと同様管理部門や士業に絞ったサービスを展開しているので、自身の希望に合う求人がきっと見つかると思います。
メリット | デメリット |
・管理部門系の求人が多い ・専門性の高いエージェントによるサービス | ・専門性が高いとは言っても人によって当たりハズレがある |
doda
次はdodaです。
こちらは頻繁にCMでも見かけるほどの超有名サービスで、パーソルキャリアという会社が運営しております。
dodaのメリットは大手上場企業や外資系企業、ニッチな分野ではあるものの業界のトップシェアを誇っている企業など、求人の質が高い点です。
大手サービスゆえに営業をしなくても様々な企業から求人が集まってくるんですね。
エージェントの人数も多く、一人ひとりきめ細かなサービスをしてくれます。
実際に私も過去にdodaを使って転職をしたことがあり、履歴書の添削から過去面接でよく聞かれた質問や傾向、内定をもらった後のフォローまでかなり手厚くサポートをしてもらいました。
ただデメリットとしては企業の担当者と求人を紹介してくれる担当者が分かれている分担制になっており、自分の希望している職種とは違う内容の紹介をされるということもありました。
ただ紹介されても応募しなければいいので、あまり気にする必要はないかもしれません。
メリット | デメリット |
・求人の質が高い ・サービスが手厚い | ・企業側と求職者側で担当が分かれている |
ルクルートエージェント
最後にリクルートエージェントです。
こちらもリクルートが手掛けるエージェントサービスで、皆さんにも馴染みがあるかと思います。
リクルートエージェントでは募集されているのにリクナビNEXTでは掲載されていない求人もあったりするので、どちらも登録しておくのがおススメです。
これはリクルートグループ全体に言えることですが、人に対して熱い方が多く、私が過去に転職相談へ行ったときには初回の面談に2時間かかりました笑
それほど真剣に自分の将来や方向性を自分のことのように考えてくれるので、初めてエージェントサービスを利用する方には合っているかなと思います。
もちろん扱っている求人数も多いので、
魅力的な求人が見当たらない!!
なんてことにはならないと思います。
メリット | デメリット |
・求人数が多い ・ヒアリングが丁寧 | ・初回の面談以外はやや機械的 |
以上が社労士におススメの求人サイト、転職エージェント5選になります。
ただ会社によって扱っている求人やサービスも全然違うため、まずは色々登録してみて決めるのが一番いいかなと思います!
まとめ
- 求人サイトと転職サービスはどちらにもメリット、デメリットがある
- 社労士といっても会社や事務所によって扱う仕事内容は様々
- まずはどちらも利用してみて自分に合ったサービスを見つけよう!
ぜひ転職の参考にしてみてくださいね。
コメント