【AIの時代がすぐそこに!?】時代に合った資格を見つけよう

資格

今取得すべき資格の見分け方

今取得すべき資格の3つの前提条件

私が考える今取得すべき資格の条件についてまとめてみました。

・今現在も需要があり、将来需要が拡大される可能性が高いこと

・AIに代替され、職を奪われる見込みが低いこと

・長い年月を要せず、資格の取得が可能もしくはそれに見合ったリターンが得られること

この3点が非常に重要だと思っています。

今現在も需要があり、将来需要が拡大される可能性が高いこと

どれほど難しく、難関と言われる資格を取得しても、今の時代にそぐわない(必要とされていない)のであれば意味がありません。

世の中の技術の進歩は凄まじく、特にIT分野における技術革新には日々驚かされます。

今では当たり前のようにスマートフォンがありますが、約40年前まではショルダーホンというものが主流で、約3キロもある機械を肩から掛け、8時間の充電時間を必要とする代わりに通話できるのは40分ほど…

そして値段は当時の価格で20万以上(別途毎月の基本料26.000円+通話料)だったそうです。

ほぼ同時期に発売したポケベルに至っては、一時若者の間で大流行したものの、本格的な携帯電話の登場により年々販売台数は減少していき、ついに2019年の9月にサービスが終了しました。

また少し前までは当たり前のように使われていたFAXはどうでしょうか?

今では使う機会は年々減っており、メールやクラウドを利用し企業とのやり取りをするケースがほとんどでしょう。

既に外国ではFAXを骨とう品のように扱われているのだとか。

実際に家庭用FAXの保有率は2010年の末には50%を下回り、2018年には約35%、20代の世帯に至ってはわずか4%という数字です。

FAXよりメールの方が早いし紙だけじゃなく色々なデータも送れるもんな。

FAXを例に出しましたがFAXの他にも至る場面でIOT化(これまで通信機能のなかったモノにインターネットを繋げること)が進んでおり、本や漫画をスマホやタブレットで読むのは当たり前、通貨でさえもスマホ1台あれば支払いが完結できるような時代になりました。

この技術の進歩は資格においても同様のことが言えます。

これから需要が無くなる(もしくは減っていく)資格を取ってもそれを活かすことができなければ意味はなく、むしろ勉強に割いた時間が無駄になってしまいます。

世の中は日々目まぐるしく変わっています。

誤った選択をせず、今の時代に沿った資格を見つけていきましょう。

AIに代替され、職を奪われる見込みが低いこと

今仕事に関するニュースで一番目にするのがこの「AI(人工知能)が人に取って代わる未来が来る」というものではないでしょうか?

実際に大手銀行の窓口係やスーパーのレジ、カスタマーサポートなどあらゆる場面で既にAIが代替している仕事も見受けられます。

士業の中では、公認会計士、税理士がよく話題に挙げられ、公認会計士は85%、税理士に至っては92%の確率でAIに代替される可能性があると日経新聞の記事に書かれています。

公認会計士、税理士どちらも非常に難易度の高い国家資格であり、取得するまでの勉強時間は公認会計士で4,000時間、税理士で5,000時間と言われています。

税理士であれば仮に1日2時間勉強したと仮定しても、2,500日(約7年)もの膨大な時間を必要とし、5,000時間費やしたとしても合格できるかわからず、仮に合格できたとしてもAIに代替され職がないという状況に陥ってしまう可能性が高いです。

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税理士のような難関の資格を持っていても、将来安泰という訳ではないのですね…

AIに代替される可能性が高い仕事に共通しているのは、

「コンピューターや機械を使ってできるような、単純作業である」ということが言えます。

公認会計士、税理士の仕事すべてが単純作業でないのは言うまでもないですが、公認会計士には監査業務という公認会計士の資格を持っていないと行うことのできない独占業務があり、長い時間をかけて帳簿類のチェック作業を行うのですが、これらの作業はシステム化されることにより、仕事量がかなり減るのではないかと言われております。

また税理士においても以前は確定申告は紙で申請しなければならず、インターネットが発達するまでは確定申告のやり方すら分からず、個人事業主等税金に関する知識がない人は税理士に依頼する以外に方法がありませんでした。

ただ現在は「e-Tax(国税電子申告・納税システム)」という窓口へ行かなくても手続きをすることができる国税庁のサイトがあり、確定申告の方法についてもネットで調べれば自分でできてしまうほど膨大な情報があります。

なのでわざわざ税理士に高い契約料を支払わなくても、ほぼ自分の力で解決できてしまうのです。

ではAIに代替される可能性が低い資格とはどのようなものなのでしょうか?

それは「人との物理的な接触があり、顧客の課題を抽出し、解決するようなコンサルティング要素の強い資格」です。

人との物理的な接触に関しては、人から人へしか与えることのできない「癒し」や「安らぎ」はAIでは代替できません。

カウンセラーやスナックのママ、弁護士が主な例です。

深刻な悩みを話す相手がロボットでは安心感は得られませんし、そもそも悩みそのものを理解し解決することはAIではまだまだできません。

また顧客の課題を抽出するという点においてもAIは過去のデータを参照し、分析をするのは得意ですが、顧客の深層心理にある課題をコミュニケーションの中から引き出すというのは感情を理解した人でないとできません。

また下記図をご覧ください。

出典:新卒採用に関するアンケート 調査結果の概要 (https://www.keidanren.or.jp/policy/2014/001_gaiyo.pdf)

上記の図は日本経済団体連合会が大手企業に対し実施したアンケートで、選考時に重要視する要素を現した図です。

アンケートは2014年に実施したもので少し古く感じますが、令和になった今でも企業が重要視する項目に大きな変化はありません。

折れ線グラフから分かる通り、1位はコミュニケーション能力、2位が主体性、3位がチェレンジ精神となっております。

1位のコミュニケーション能力に関しては企業の85%以上が重要視していると回答しており、企業がいかに人と人との対話、つまりAIでは代替できない能力を求めているかが分かります。

これは資格においても例外ではありません。

会話の中から顧客の求めている情報を入手、分析し、コミュニケーションの中で専門的な知識を活かすことのできる資格こそが今後必要とされるのです。

長い年月を要せず資格の取得が可能、もしくはそれに見合ったリターンが得られること

これまでは将来需要が拡大される、またAIに代替されない資格の要件を見てきましたが、もう一つの重要な要素として資格を取るまでに要する時間が挙げられます。

一般的なサラリーマンであれば平日は仕事の残業があり、土曜日や日曜日はプライベートの時間を優先したり家族と過ごす方もいるのではないでしょうか?

学生であれば比較的時間の確保はできるかもしれませんが、仕事をしながら勉強のために時間を作るのは簡単なことではありません。

資格を取るまでに4,000時間や5,000時間もかかると言われている難関の資格であればなおさらです。

筆者も資格取得のために毎日勉強していた期間もあったのですが、平日に2時間、土日で合わせて8時間の週18時間が精いっぱいでした。

当時は残業も抑えめにし職場の同僚からのお誘いや学生時代からの友人のお誘いを断ってこの時間ですから、私以上に時間が確保できない方は多いでしょう。

加えて学生の頃は勉強をしていても、今社会人になって改めて机に向かい勉強をするのはなかなか大変で、継続することが一番大切な勉強において、すぐに挫折してしまっては元も子もありません。

なので、1,000時間以下の勉強時間で合格可能であり、かつ仕事以外のプライベートの場面でも活かすことのでき、資格取得後もダブルライセンス等派生できるような資格こそ、これから目指すべき資格であると考えています。

ここまで読んだ方の中には

えーっ1,000時間も勉強しなきゃいけないの?

それってあまりコスパがいいとは思えないな。

と思われた方もいるかもしれません。

ただよく考えてみてください。勉強時間もそれほど必要とせず、誰でも取れるような資格に優位性や独自性はあるのでしょうか?

別の記事で転職には資格は有利?不利?というのをご紹介していますが、そちらでも企業から資格が評価されるのは、継続して学習に取り組んだ証拠と知識に対する貪欲性だとお伝えしております。

1か月や2か月集中的に勉強しただけで取れてしまうような資格では、企業から評価されにくいのはもちろん、その資格を取得するために費やした時間を他に活かしたほうがよかったのでは?ということになりかねません。

これから資格を取ろうと考えている方で一番重要なのは、何の資格を取るか?です。

何事も最初の一歩の選択が非常に大切です。

仮に資格に合格できなくとも、私生活にも活かせる勉強内容であれば、その過程で勉強してきた時間というのは決して無駄にはなりません。

これまで知らなかったことが資格の勉強をしたことにより、友人の相談に対するアドバイスができたり、知識を持っていることにより自己防衛に繋がったり、副業で稼げるようになったりと無限大です。

そのような無駄にする無駄にしないも全ては最初の資格選びなのです。

目先の資格を取ることという目標だけにとらわれず、5年後、10年後と少ない労力で将来的に広がりのある資格を目指しましょう。

まとめ

  • 時代に沿った資格選びが大事
  • AIに代替されないためには、コンサル色の強い資格を見つけること
  • 少ない労力で大きなリターンが得られる資格選びが肝心

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