最近よく耳にするようになったアガルートアカデミーですが、
アガルートってどんな内容なのかしら?
という方も多いと思います。
ここではアガルートアカデミーの社労士講座の口コミや評判、メリットやデメリットについてご紹介していきます。
アガルートアカデミーについて
アガルートアカデミーは2015年の1月に資格講座が創設されました。
他の大手資格学校が50年、60年と古くから運営しているなか、比較的若い資格学校です。
既にeラーニングが主流になっている頃に創設されただけあり、通信講座がメインとなっています。
アガルートという社名には資格の取得を目指す方のキャリア、実力、モチベーションが上がる(アガル)道(ルート)になり、資格を活かして飛躍される方の出発点・原点(ルート)になるという意味合いが込められております。
代表自身も司法試験の講師を務めており、司法試験の他にも宅建、行政書士、アクチュアリー等様々な講座が用意されています。
1番驚いたのが、アガルート受講生の合格率です。
平成31年度社会保険労務士試験における全国平均の合格率は6,6%だったのですが、アガルート受講生の合格率はなんと20,5%!
アガルート受講生の5人に1人は合格している計算になります。
なぜ設立も若いのにそんな高い合格率が出せるのかしら?
その理由をこれから一緒に見ていきましょう。
口コミまとめ
まずは口コミです。
労基講座聞き終わったー♫
スッキリ\( *′◡̑‵* )/
次は労衛だよー(‘ω’)
感想は講義面白くてわかりやすいです。#アガルート #社労士試験 pic.twitter.com/TCtTY4RxV4— 眠りお姉さん( ˇωˇ )スヤァ…社労士受かりたい (@wataboku8) October 8, 2019
そして誤解がないように言いたいのは、自分はそのテキストの簡素さが復習のしやすさにつながると思ってるし、コンパクトな講義があとでもう一度通しで聴き直すときに良いと思っているので、アガルートを選んだということ。
— ろうぽる3.0 (@lawrepor) October 13, 2019
社労士合格するだけなら、格安の資格スクエアがいいのかな。
未来問の的中率もかなりなものだし。
個人的にはアガルート社労士講座が合うけど…
理想は、佐藤塾かな〜。
山川社労士予備校のテキストを大改訂して下さったら…
— 資格専用 (@qdNjma3JEMVRypm) June 9, 2019
口コミでは
という意見が多かったです。
では内容について詳しく解説していきます。
メリットについて
- 合格すれば受講料無料!?他ではあり得ない全額返金+合格お祝い金制度
- 見やすい、読みやすい、分かりやすい、視覚から情報が入ってくるフルカラーテキスト
- 講師歴20年以上の大河内先生の洗練された講義
合格すれば受講料無料!?他ではあり得ない全額返金+合格お祝い金制度
アガルートの特徴として外せないのは、この合格者特典です。
アガルートの講座を利用し2021年度の社労士試験に合格した場合、
この2つの特典を受けることができます!
つまりタダで1年間講義が受けられ、その上3万円がもらえちゃうのです!
これはかなりインパクトのある制度で、おそらく社労士講座ができたばかりの今しか利用できないでしょう。
これがずっと続いたら赤字になっちゃうくらい、ぶっ飛んだ内容です。
でも講義が無料になるくらいなら、合格率もそんなに高くないんじゃないの?
いえいえそんなことはありません。
冒頭でもお伝えしたとおり、アガルート受講生の合格率は20,5%となっており、極端に言えばアガルート受講生の5人に1人は受講料無料+3万円の合格お祝い金をもらっていることになります。
他の資格学校で受講料全額返金+現金3万円贈呈なんて聞いたことがありません。あっても受講料半額返金が最高かと思います。
アガルートさんはこんな大盤振る舞いしちゃっていいのでしょうか?笑
合格者特典を受けるには合格したことが分かるデータの提出や、合格者インタビューを受ける必要があります。詳しくは公式ホームページをご確認ください。
見やすい、読みやすい、分かりやすい、視覚から情報が入ってくるフルカラーテキスト
アガルートのインプット用基礎講座では、フルカラーのテキストが採用されています。
他の資格学校でよくあるモノクロや2色刷りとは異なり、視覚から情報を整理することができ、知識の吸収の手助けをしてくれます。
勉強にブランクのある初学者の方でも手に取りやすく、モチベーションの維持にも繋がりますね!
長く使うテキストだから、フルカラーなのは嬉しい!
また文字だけでは分かりづらい部分にも図表やアイコンなどの工夫も多く、講義と合わせて使うことで、より理解が深まる作りになっています。
アウトプット用の過去問講座も解答が右側、解説が左側と見開きで使いやすくなっており、ページをめくらなくてもすぐ確認できるレイアウトになっています。
また繰り返し学習するためのチェックボックスや、すぐにテキストで確認できるよう該当ページの記載、さくさく進める一問一答形式など、初学者でも挫折しにくい構成になっていますね。
手元にある問題だけで終わりではなく、講師自らが新しく問題を追加したり、解説を加えたりすることもありますよ。
講師歴20年以上の大河内先生の洗練された講義
まずはこちらのサンプル講義をご覧ください。
話し方のクセもなく、口調も丁寧で分かりやすい解説ですね。
またテキストには載っていないポイントや条文にまつわる判例など、記憶することよりも理解することに重点を置いた講義内容になっています。
この講座担当を務める大河内先生は、アガルートに勤める前には大手資格学校で20年以上も受験指導を行っているベテラン講師です。
講義自体も通学のある資格学校とは違い通信講座専用に収録されているため、余計な雑音が一切なく、講義のみに集中することができます。
講義の時間も30分前後になっているので、スキマ時間を無駄にしません。
またいつでもどこでも学習ができるようマルチデバイスにも対応しており、通勤時間はスマホで、家での勉強はパソコンでという使い方もできます。
講義には倍速機能も搭載されており、8段階の調整で最大3倍速まで早送り再生をすることが可能です。
音声データもダウンロードし利用できるので、ネット環境が使えない場合でも勉強に支障が出ることはありません。
講義は画面にデジタルテキストを映し、右下にワイプのように講師の画面が表示されるので、テキストを読まなくても1つの画面で講義を受けることができますよ。
受講コースの内容は?
アガルートのコースは目的、学習の進み具合によって3つのコースに分かれています。
【初学者向け】基礎講義&総合講義
まずは基礎講義&総合講義です。
基礎講義
こちらの講義は社労士試験の科目全体を理解するための、インプット講義になっています。
科目ごとの内容にはあまり深堀せず、まずは大まかな全体像を把握し、科目ごとの理解を深める講義なので、初学者向きの内容になっています。
総合講義
こちらは科目ごとに基本事項から応用事項まで深堀し、試験合格のために必要な知識を全てインプットするための講義です。
まずは基礎講義で全体像を掴み、総合講義で科目ごとの理解を深めるという構成になっています。
基礎講義&総合講義はその名の通りこの2つの講義がセットになっているコースなので、アウトプットはなく、インプットのみの講座です。
【初学者向け】入門総合カリキュラム
先ほどの基礎講義&総合講義の内容に加え、過去問解析講座、科目横断整理講座、法改正対策講座、模擬試験など、社労士試験合格のためのアウトプット講義まで盛り込まれたのが、この入門総合カリキュラムです。
社労士試験はこの過去問演習なくしての合格は難しいので、初学者の方にはこの入門総合カリキュラムが1番おススメの講座と言えるでしょう。
その他にも白書対策の講座もセットになっていますよ!
【中上級者向け】演習総合カリキュラム
こちらは社労士試験の全体像を理解するための基礎講義をなくし、その代わりに「実力確認答練」というオリジナル問題を使用した演習と、解説講義がセットになった講義が加えられております。
基礎講座よりもよりハイレベルなオリジナル問題を解きたい!
という学習経験や受験経験のある方におススメのコースです。
気になる金額は?
金額についても確認していきます。
12月末まで割引キャンペーンが適用されているので、そちらの価格のみで見ていきます。
1番安いのは基礎講義&総合講義の78,000円から1番高くて入門総合カリキュラムの148,000円となっています。
令和元年の料金と比較すると、基礎講義&総合講義の値段は変わっていませんが、入門総合カリキュラムと演習総合カリキュラムの値段が20,000円ずつ上がっています。
現実的にインプットだけの基礎講義&総合講義だけでは物足りないので、入門総合カリキュラムか演習総合カリキュラムから選ぶことをおススメするのですが、そう考えると受講料は他の資格学校と比べてもちょっと高めですかね。
ただアガルートには最強の全額返金+お祝い金制度があるので、1発合格しちゃえば関係ないと言えばないですが笑
デメリットについて
次にデメリットについてもお伝えしておきます。
- インプットの比重が高く、テキスト内容のボリューム(情報量)が多い
- 演習総合カリキュラムには過去問解析講座がなく、全体的にアウトプットの量が少ない
- 教育訓練給付が利用できない
インプットの比重が高く、テキスト内容のボリューム(情報量)が多い
これは好みにもよるかもしれませんが、アガルートの講座は全体的にインプットの比重が高く作られています。
特に入門総合カリキュラムでは基礎講義の後に総合講義があり、平行して過去問解析講座にも取り組まなければならないので、勉強が追い付かない可能性も出てきてしまいます。
また1番ネックなのは科目ごとのテキストのボリュームが非常に多いことです。
ページ数が1番少ない安全衛生法ですら240ページあり、社会保険科目の健康保険、国民年金、厚生年金ではどれも400ページ以上。
労働基準法に至っては480ページ以上もあります。
同じ通信講座でフルカラーテキストのフォーサイトと比較すると、テキスト構成が変わりページ数が増えたにも関わらず、労働基準法は270ページ前後でまとめられています。
働き方改革関連法の影響ということもあるのでしょうが、それにしてももう少しコンパクトにしてほしかったというのが正直なところです。
演習総合カリキュラムには過去問解析講座がなく、全体的にアウトプットの量が少ない
学習経験者向けのコースである演習総合カリキュラムは、科目横断整理講座、法改正対策講座、白書対策や模試など必要な項目はほぼ含まれているにも関わらず、1番肝心の過去問解析講座が含まれておりません。
筆者自身この「過去問演習」は非常に重要で外せない内容と考えており、他の資格学校でも過去問への取り組みは重要視されています。
クレアールのように過去問中心にテキストの作成を行うところもあるほど。
既に学習経験のある方こそ過去問演習などのアウトプットに時間を割く必要があると思うのですが、アガルートでは演習総合カリキュラムには実力確認答練が含まれているのみとなっているため、必然的に選択するコースが入門総合カリキュラムに絞られてしまいます。
講座の内容は非常に良いため、演習総合カリキュラムに過去問解析講座があれば1番良かったのですが…
私は問題を解かないと覚えられないタイプだったので、勉強の8割を過去問の学習に充てていました。
教育訓練給付が利用できない
教育訓練給付とは、専門学校や資格学校に通う費用の20%~40%を国が負担してくれる制度なのですが、アガルートの講座ではそれが利用できません。
元々教育訓練給付自体に受給制限はあるものの、使える人からしたら最低でも20%費用が安くなるので、教育訓練給付が利用できないのは痛手ですね。
実際に資料請求してみました
実際に資料請求をしてみましたので、中身を見ていきましょう。
資料請求の方法
アガルートアカデミーの公式ホームページへ行き、下のタブに資料請求が出てくるので、そちらをクリックすると無料で資料請求をすることができます。
資料請求をすると、総合講義 約6時間、基礎講義 約4時間の講義も無料で見ることができちゃいます。
下記のリンクからすぐに資料請求のページへ行くこともできますよ。
内容物について
・会社案内
・社労士講座総合パンフレット
・労働基準法のサンプルテキスト(基礎講義・総合講義)
・受講相談のパンフレット
内容はいたってシンプルで、セミナーの案内や他の講座の資料等は一切入っておりません。
テキストも本来講座で使用する状態のまま送られてくるので、手にもって使用感を試すこともできます。
資料請求後の電話やメールでの勧誘などについて
資料請求には会員登録が必要で、入力する項目は氏名や電話番号、メールアドレスの登録が必要になるのですが、電話での勧誘はもちろんのこと、メールの勧誘も一切ありませんでした。
公式ホームページでも無料講義、テキストサンプルをお試しいただくことは可能ですが、
実際にテキストを手に取って試してみたい
計10時間の無料講義を見てみたい
という方はぜひ資料請求をしてみてください。
まとめ
- 受講料全額返金制度+合格お祝い金が超強力!
- フルカラーのテキストで初学者にも取り組みやすいカリキュラム
- 過去問解析講義のある入門総合カリキュラムがおススメ
総合評価
最後にアガルートアカデミーの総合評価です。
教材内容
受講費用
総合評価
非常に魅力な合格者返金制度に加え、図解の多いフルカラーテキスト、大河内先生の充実した講義など加味し、総合評価は★4,5とさせていただきました。
他の講座とも比較しぜひ検討してみてください。
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