学校の臨時休校を要請した政府は3/2に、臨時休校に伴う保護者の休職支援策を発表しました。
中学生や高校生ならまだしも、小学生低学年ともなれば1人で家に留守番させるのは心配な時期。
普段ならお子さんが学校に行っている間パートをしている主婦の方も、仕事を休まざるを得ない状況になっています。
そんな保護者の方を対象にした助成金の発表がありましたので、
- どんな方が対象?
- もらえる要件は?
- いくらもらえるの?
- 助成金はいつからもらえるの?
などなど概要についてまとめてみました。
助成金の支給対象者
助成金がもらえる対象者は大きく二つあります。
① 新型コロナウイルス感染拡大防止策として、臨時休業した小学校等に通う子の保護者
② 風邪症状など新型コロナウイルスに感染したおそれのある、小学校等に通う子の保護者
ここで言う小学校等とは小学校以外にも特別支援学校(高校まで)や放課後の児童クラブ、幼稚園、保育所、認定こども園等が含まれています。
いずれにしても、
が対象ということになりそうです。
助成金の支給要件について
小学校に通うお子さんを持ち、仕事を休んだ保護者が対象ということは分かりました。ただその全てが助成金の対象という訳ではありません。
次に助成金をもらえる要件について見ていきます。
労働基準法上の年次有給休暇とは別途、 有給の休暇を取得させた事業主
えっ保護者が直接もらえるんじゃなくて会社がもらえるの?
そうなんです。個人がそれぞれ申請するのではなく、会社がもらうための助成金なのです。
ここで言う年次有給休暇とは別の有給の休暇とは、有給を消費せず、有給を使ったのと同様の給与待遇を受ける休暇のことを指します。
有給休暇についてはこちらのページも参考にしてみてください。
なので保護者の立場からみれば、仕事を休んだ場合でも有給を使わず、有給を使ったのと変わらない待遇(給与の全額補償)を受けることができるので、たとえ欠勤であっても仕事に行ったのと変わらない給与をもらうことができます。ただ
うちの会社に休んでも給与がでる制度なんてないよー
という方も多いはずです。
しかし今現在会社の人事では早急に事態に対応するべく急ピッチで制度を作っている最中だと思いますので、対象になる保護者の方は一度会社に確認してみましょう。
助成金でもらえる金額は?
先ほどの支給要件でも少しお伝えしたとおり、今回の助成金は事業主に対して行われるものです。
ただ事業主が助成金をもらうためには、対象の保護者に休んだ日数分の給与を休んだ分だけ支払う必要があるので、結局保護者には一日働いた分の給与が支払われることになります。
助成金がもらえる期間について
最後に助成金の対象となる期間について見ていきます。
今回の助成金の期間は、
となっています。
今後の状況によってはさらに延長になる可能性もありますが、ひとまず3月末までの期間が対象です。
まとめ
- 小学校以下のお子さんが休校等により、仕事を休んで面倒を見る必要がある
- 会社に有給とは別の特別休暇制度(給与全額支給)がある
- 令和2年2月27日~3月31日の間に上記の特別休暇により会社を休んでいる
以上3つの要件を満たせば、今回の助成金の要件を満たすことになります。
詳しくは厚生労働省のホームページや、実際に電話等で問い合わせをして確認してみてください。
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